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In-Cell Western

In-Cell Westernは、細胞全体のシグナル伝達を定量するためのシンプルかつコスト効率のよい手法です。このアッセイでは、マイクロタイタープレートへの細胞の播種、固定/透過化、続いて活性化状態に特異的な抗体あるいはコントロール抗体、赤外色素標識した二次抗体や遠赤外DNA色素による検出を実施します。プレートごとに、複数種類の細胞処理やエンドポイント、反復実験のデータを、LI-COR Odyssey赤外イメージングシステムを用いてウェルレベルで取得することができ、シグナル伝達の誘導や阻害を正確に測定できます。

In-Cell Westernアッセイ用抗体

Cell Signaling Technology (CST) は、In-Cell Westernアッセイに使用することができる、1000以上の抗体を提供しています。ICWアッセイは伝統的な免疫細胞染色に類似しているため、免疫蛍光染色 (IF) 用に検証済みのCST抗体はこのアッセイで使用することができます。標的タンパク質を適切に検出するため、In-Cell Westernプロトコールをご参照ください。ご質問がありましたら、テクニカルサポートチームまでお問い合わせください。

ICW試薬

DyLight標識二次抗体

CSTは、近赤外蛍光色素のDyLightを標識した二次抗体を提供しています。DyLight色素は、蛍光のバックグラウンドが低く、感度と光安定性に優れており、その定量の簡便さから、蛍光ウェスタンブロッティングおよびIn-Cell Western™ (ICW) アッセイに適しています。CST​のDyLight標識二次抗体は、蛍光ウェスタンブロッティングおよびICW解析によって社内で検証されています。

DRAQ5

CSTは、近赤外DNA色素のDRAQ5も提供しています。この色素は、細胞数に対して抗体シグナルを正規化するのに使用することができます。これにより、同じタンパク質の修飾特異的抗体と総抗体を同時に使用する場合、マルチプレックス染色での使用が十分に検証されていないときに発生しうる、結合干渉の可能性を考えずに済みます。