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Lunaphore社とCSTのパートナーシップの締結により、COMET™に用いる1,700 以上のIHC検証済み抗体で空間生物学研究を促進

スイス、ローザンヌおよび米国マサチューセッツ州ダンバース - 2023 年 6 月 7 日

スイスのライフサイエンス企業であり、すべての研究室における空間生物学解析を可能にする技術の開発に取り組むLunaphore社と、ライフサイエンスの技術開発を行う企業であり、抗体やキット、サービスのリーディングプロバイダーであるCell Signaling Technology (CST) は、本日、完全自動化された空間生物学解析のための、拡張性のあるハイパープレックスイメージングソリューションLunaphore COMET™プラットフォームにおける CST®抗体の使用を可能にする、パートナーシップの締結を発表しました。

CSTは、様々な疾患状態おいて主要なタンパク質を検出できる免疫組織化学 (IHC) 用の、高品質で厳格に検証された抗体を提供する、信頼されるプロバイダーです。本パートナーシップの締結により、蛍光標識二次抗体により検出されるCSTの1,700種類のIHC検証済み抗体がCOMET™で使用可能となり、研究者は、抗体パネルを迅速かつ確実に開発することができます。ラビットおよびマウスの一次抗体の包括的な提供により、CSTの抗体製品を信頼する研究者は、完全自動化された大規模なハイパープレックスイメージングを可能にするために必要なツールを入手できます。

「弊社は、科学者が運営する企業であるため、各アプリケーション用の独立した抗体検証が重要であることを理解しています。例えば、ウェスタンブロットの検証結果から、IHCにおける性能を類推しません。」と、CSTの抗体アプリケーションおよび検証部門のシニアダイレクターであるKatie Crosbyは述べています。「そのため、私たちのチームは、IHC検証済み抗体のすべてを厳格に試験し、それらのIHCアッセイにおける特異性と感度を保証しています。」

COMET™プラットフォームは、一次抗体の標識を必要としない、単一の組織切片上の多数のタンパク質の配置と存在量を評価できる、万能かつIHCアッセイのすべてを網羅する空間生物学のソリューションです。COMET™は、創薬の初期段階から、トランスレーショナルリサーチおよび臨床研究といった後期段階にわたる、複雑な細胞メカニズムの解明や、がん免疫学や神経科学、感染症研究などの領域における、新たな生物学的パスウェイの特定を行うことができます。COMET™の、ユーザーの介入を必要としない自動化は、再現性を最大化し、組織の完全な状態での保存能力によるさらなる下流の解析を可能にします。

「COMET™は、抗体パネルのデザインにおいて比類のない柔軟性を提供し、CSTの一次抗体の包括的な製品ラインナップと組み合わせることにより、信頼できる高解像度のハイパープレックス画像を数日で作製することができます。」と、Lunaphore社のCMOであるDéborah Heintze氏は述べています。「COMET™で試験したCST製品は、鮮明な結果を提供し、次世代の空間生物学研究を可能にするために必要な、高品質の画像を作製できることを示しました。」

CSTは、一次抗体の99%以上を自社で製造および検証しており、出荷品が、注文のサイズやプロジェクトの持続期間に関係なく、遅延なく予定通り到着することを保証します。

「CiteAb社が、最も引用された12抗体のうちの8抗体がCSTの抗体であり、CiteAb社のトップ100リストのうち3分の1以上がCSTの製品であることを発表したことにより、研究者たちは、CSTが検証や製造に時間と労力を費やしていることを知っています」と、CSTの最高科学責任者であるRoby Polakiewiczは述べています。「本パートナーシップの締結により、Lunaphore社の最先端の空間生物学プラットフォームを用いる際の抗体の感度や特異性、可用性に関して、他の抗体と同様に非常に高い信頼性を提供することができます。」

Lunaphore社とCSTは、2023年6月12-15日にイタリアのトリノで開催されるEuropean Association for Cancer Research (EACR) 2023 Congressにて、抗体検証プロジェクトに関するデータを発表します。詳細は、以下のポスター発表をご覧ください:

Studying the immune status of the tumor microenvironment with automated hyperplex immunofluorescence

ポスター番号: EACR23-0431

日時: 水曜日、6月14日、10:15 午前 - 6:15 午後 CEST

講演者:

  • Dr. Pamela Pulimeno, Scientific Marketing Manager, Lunaphore
  • Andrew Thompson, Distributor Manager, EMEA, CST

COMET™について

COMET™は、完全自動化された唯一のハイスループットのハイパープレックスプラットフォームであり、標識済み一次抗体は不要であり、拡張性と再現性を保証します。COMET™は、ユーザーの介入を必要としない自動化装置であり、染色やイメージング、画像の前処理ステップを統合し、標準的なハイパープレックス画像を提供します。COMET™は、組織の完全な保存が可能であり、非常に堅牢で再現性のあるデータを作製するため、研究者は、同じスライドを用いて、H&Eやトランスクリプトミクスなどの下流の解析を実行するが可能です。その優れたプロファイリング能力は、自動で行う組織スライドの各実験において、40種類の異なる空間マーカーの解析を促進します。COMET™は、他の空間生物学のソリューションとは対照的に、カタログ製品である未標識一次抗体で機能し、パネルデザインを他のハイパープレックスソリューションよりも、はるかに柔軟かつ迅速で行うことができます。COMET™は、標準的な組織学ワークフローに用いられる一般的なスライドがガラスで機能します。ヒトおよびマウスサンプルで検証済みであり、他の動物サンプルにも互換性があります。このプラットフォームは、広範囲の研究アプリケーション対して使用可能であり、疾患病理学の理解における劇的な改善を可能にします。COMET™の新規モデルのご注文が可能であり、数ヶ月以内に出荷可能となる予定です。COMET™についての詳細は、以下をご覧ください:https://lunaphore.com/products/comet/

Lunaphore社について

Lunaphore Technologies S.A.は、すべての研究室における空間生物学解析を可能にする、とい使命を持って2014年に誕生したスイスの企業です。Lunaphore社は、空間的プロテオームとトランスクリプトームのデータを腫瘍や他の組織から抽出できる、革新的なチップ技術に基づくソリューションを提供し、合理的で容易に統合できるプロセスを通じて、あらゆるアッセイをマルチプレックス空間生物学に変換します。Lunaphore社は、免疫学やがん免疫学、神経科学の研究者が、科学的発見や創薬の限界を超えられるように支援します。Lunaphore社の技術は、臨床に関連する特徴的なバイオマーカーの特定を可能にすることにより、診断ツールの開発や臨床試験の合理化を支援し、最終的に患者の予後の改善を目指します。Lunaphore社およびその製品についての詳細については、https://lunaphore.comをご覧ください。

Cell Signaling Technologyについて

Cell Signaling Technology (CST) は現役の科学者が設立し、所有・運営する他とは違うライフサイエンス企業であり、製品やサービスの品質、技術革新、科学的厳密性において最高水準を保持しています。CSTは1999年に設立され、米国マサチューセッツ州ダンバースに本社を置き、世界中で600名以上の従業員が事業に従事しています。私たちは常に、世界中の科学者に業界最高レベルの製品とサービスを提供し、発見への探究心を刺激しています。CSTは優れた科学技術の促進のため献身的に活動する思慮深い人々で構成される企業であり、顧客や地域社会、地球のための正しい行動に精力的に取り組んでいます。cellsignal.jp

CSTメディアおよび報道担当

Rebecca J. Reppucci (MBA)
Cell Signaling Technology, Inc.
Senior Director, Global MarComm & Technology
電話:978-880-3334
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Lunaphore Media and Press

Irene Tamayo
Lunaphore
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