クロマチン再構成: Chromo ドメイン(領域)
Chromodomain of HP1 bound to methylated histone H3-K9.
ドメインの結合および機能
Chromo(Chromatin Organization Modifier)ドメインは、クロマチン上へのタンパク質複合体の集合に関与する多くのタンパク質で見出される、30-70アミノ酸残基からなるタンパク質モジュールとして定義される。このドメインは最初、クロマチンを、細胞学的に観察可能な、抑制された遺伝子発現部分である凝縮したヘテロクロマチンに変化させる、ショウジョウバエの斑入りタンパク質の修飾物質として記載された。Chromo ドメインを含むタンパク質の例として、転写抑制因子のHP1 およびPolycomb(Pc)、ならびにヒト網膜芽腫結合タンパク質(human retinoblastoma binding protein, RBP-1)がある。Chromo ドメインは、ヒストンH3 の尾部にあるメチル化されたリシン残基へのタンパク質の結合を促進する。Chromo ドメインは単独で、あるいはCHD1 の場合と同様にタンデムで、特異的にメチル化されたヒストンの尾部を認識するはたらきを持つ。
参考文献
- Jacobs, S.A. et al. (2002) Science 295,2080–2083.
例: ドメインタンパク質
例: ドメインタンパク質と結合パートナー
| Chromodomain Proteins | Binding partners |
| HP1 | Histone H3 methylated lysine-9 |
| Polycomb Proteins | Histone H3 methylated lysine-27 |
| CHD1 | Histone H3 methylated lysine-4 |
翻訳監修: 大阪薬科大学 生体防御学研究室 天野富美夫先生