その他: SPRY ドメイン(領域)
Structure of the SPRY domain of SSB-2.
ドメインの結合および機能
SPRY ドメインは最初、細胞性粘菌(Dictyostelium)およびウサギのリアノジン受容体の二元的特異性を持つキナーゼsplA の中の反復配列として発見された。この約140アミノ酸残基のドメインは、独特の立体配位を持つ2つの4ストランドから成る逆向き平行β-シートによって形成されるβ-サンドイッチ構造から成る、新規の折りたたみ構造をとる。B30.2 ドメインとの組合せにより、これらの2つのドメインは免疫グロブリン様の折りたたみ構造をとる。SSB-2 のSPRY は、Par-4(prostate apoptosis response protein-4; 前立腺のアポトーシス応答タンパク質-4)に結合するが、一方、RanBPM、RanBP10、およびSSB-1 のSPRY ドメインはMET との相互作用を媒介する。SPRY を含むタンパク質の変異は、地中海熱およびOpitz 症候群の原因となることが示されている。
参考文献
- Masters, S. L. (2006) Nature Struc. & Mol. Biology 13(1) 77–84.
例: ドメインタンパク質
例: ドメインタンパク質と結合パートナー
| SPRY Proteins | Binding Partner |
| SSB1, SSB2, SSB-4 | Par-4 |
| RanBPM, RanBP10 | c-Met |
| Pyrin (Marenostrin) |
翻訳監修: 大阪薬科大学 生体防御学研究室 天野富美夫先生