クロマチン再構成: SWIRM ドメイン(領域)
Structure of the SWIRM domain of the transcriptional adaptor, ADA2.
ドメインの結合および機能
SWIRM は進化的に保存された真核生物のドメインで、クロマチンの再構成と遺伝子発現に関係すると思われるタンパク質に存在する。これはおよそ85アミノ酸残基からなり、5本のヘリックスの束と、長い中央のヘリックスの周りに2本のヘリックス-ターン-ヘリックス構造を持つヒストン様の折りたたみ構造を形成する。ヘリックス-ターン-ヘリックスのモチーフの方向が互いに変化すると、SWIRM ドメインを超えた細胞機能の違いの原因になることがある。ヒトADA2a とSMARC2 のSWIRM ドメインは、ヌクレオソームと2本鎖DNA の両方に結合することができる。ADA2a のSWIRM ドメインは、リシン残基がアセチル化したヒストンH3 と核内での局在性が一致し、ヒストンH1 が結合したヌクレオソームのリンカーDNA へ到達しやすくなるため、その結果、ACF の再構築活性が上昇する。
参考文献
- Qian, C. et al. (2005) Nature Struct. Biol. 12(12), 1078–1085.
例: ドメインタンパク質
結合パートナー
- ADA2
- SMARC2
- LSD1
- Swi3
- Rsc8
- Moira
翻訳監修: 大阪薬科大学 生体防御学研究室 天野富美夫先生