タンパク分解: UBA ドメイン(領域)

Protein Degradation: UBA Domain

The internal UBA domain of HHR23A.

ドメインの結合および機能

ユビキチン会合(Ubiquitin-Associated, UBA)ドメインは、約40アミノ酸残基からなるモチーフで、最初はユビキチン化に関連するタンパク質にあることが見出され、後にDNA のヌクレオチド切断と修復に関与するタンパク質で観察された。UBA ドメインは、試験管内でユビキチンの単量体、二量体、三量体および四量体と結合するが、ポリユビキチンとはより強い親和性をもって結合すると見られることから、生体内ではポリユビキチン化されたタンパク質がUBA ドメインタンパク質の結合する基質であることが示唆される。数多くのUBA ドメインがホモダイマーを形成し、他の基質とヘテロダイマー形成をする。機能的には、UBA ドメインを持つタンパク質はユビキチン鎖の伸長を制限し、ユビキチン化されたタンパク質を26S プロテアソームの標的にして分解させると考えられる。

構造

NMR の情報(データ)から、酵母のRad23A(HHR23A)のヒトでの相同体(ヒトホモローグ)におけるUBA ドメインは、このタンパク質を安定化させる疎水性の核と3本のヘリックスの束を形成することが明らかである。これらのドメインはまた、ユビキチンおよび他の標的タンパク質の疎水性部分と相互作用するらしいと思われる疎水性アミノ酸残基でできた、保存された表面パッチ(表面の斑)を持っている。

参考文献

  1. Mueller, T.D. and Feigon, J. (2002) J. Mol. Biol. 319 (5), 1243–1255.

例: ドメインタンパク質

Protein Degradation: UBA Domain

例: ドメインタンパク質と結合パートナー

UBA Domain Proteins Binding Partners
HHR23A mono and polyubiquitin
Rad23 (homodimerization)
HHR23A (heterodimerization)
HIV Vpr
c-Cbl unknown
HIP-2 E2 ubiquitin-conjugating enzyme unknown

翻訳監修: 大阪薬科大学 生体防御学研究室 天野富美夫先生

Reference