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Erk Signaling

MAPK/Erkシグナルカスケードは、受容体型チロシンキナーゼ (RTKs)、インテグリン、イオンチャネルなどの細胞増殖や分化に関わる様々な受容体によって活性化され、Gタンパク質共役型受容体 (GPCRs) は、それぞれ異なるアダプターを用いてMAPKカスケードを活性化します。

MAPKカスケードを構成する要素は刺激によって大きく異なりますが、パスウェイの構造は類似しています:

  • 受容体は、アダプター (Shc、GRB2、Crkなど) を介してグアニンヌクレオチド交換因子 (GEF) であるSOSやC3Gに結合します。
  • GEFタンパク質は、シグナルを低分子GTP結合タンパク質 (RasやRap1) に伝達します。
  • GTP結合タンパク質は、MAPKKK (Raf)、MAPKK (MEK1/2)、MAPK (Erk) から成るカスケードのコアユニットを活性化します。活性化されたErkは、細胞質内の標的タンパク質を制御し、また細胞核へ移行して遺伝子発現を調節している様々な転写因子をリン酸化します。
#4370 IF

Phospho-p44/42 MAPK (Erk1/2) (Thr202/Tyr204) (D13.14.4E) XP® Rabbit mAb #4370

Confocal immunofluorescent analysis of C2C12 cells, treated with U0126 #9903 (left, 10 μM for 1 h) or TPA #9905 (right, 200 nM for 15 min), using Phospho-p44/42 MAPK (Erk1/2) (Thr202/Tyr204) (D13.14.4E) XP® Rabbit mAb #4370 (green). Actin filaments have been labeled with Alexa Fluor® 555 phalloidin #8953 (red). Blue pseudocolor = DRAQ5® #4084 (fluorescent DNA dye).


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#4370 Phospho-p44/42 MAPK (Erk1/2) (Thr202/Tyr204) (D13.14.4E) XP® Rabbit mAbと他社製品との抗体比較

ウェスタンブロッティング

サンプル: Erkのリン酸化を誘導するために、PKCを活性化するホルボールエステルであるTPAで処理したJurkat細胞を使用しました。

Western Blot Comparison

結果:

  • CSTの#4370 Phospho-p44/42 MAPK (Erk1/2) (Thr202/Tyr204) (D13.14.4E) XP® Rabbit mAbは、Erk1およびErk2にそれぞれ相当する44 kDaと42 kDaの2本のバンドを検出します。
  • Company 1のphospho-p44/42 MAPK (Erk1/2) (Thr202/Tyr204) mouse monoclonal antibodyは、44 kDaと42 kDaの二重バンドを検出しますが、バックグラウンドが高く、非特異バンドも検出します。
  • Company 2のphospho-p44/42 MAPK (Erk1/2) (Thr202/Tyr204) rabbit polyclonal antibodyは、44 kDaと42 kDaの二重バンドをわずかに検出します。TPAはErkをリン酸化する強力な活性化剤であるため、シグナルが弱いことは、抗体の結合力が低いことを示しています。
CST #4370 Company 1 Company 2
Product 4370
Dilution 1:2000 1:100 1:100
Conc. (μg/mL) 0.222 1 10

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免疫組織染色

サンプル: Erkのリン酸化を誘導するTPA、及びErkのリン酸化を阻害するU0126で処理したNIH/3T3細胞ペレット (図A) と、パラフィン包埋した卵巣がん切片 (図B) を使用しました。

IHC Comparison

結果:

  • CSTの#4370は、TPA処理した細胞に強い染色を示しましたが、U0126処理細胞では予想通り染色を示しませんでした。
  • Company 1の抗体を400倍希釈で使用すると、TPA処理した細胞に弱い染色を示しました。より高濃度 (低希釈率) で使用すると、U0126処理細胞にも強い非特異的な染色を示しました。
  • 同じ希釈率の#4370とCompany 1で卵巣がん組織を染色すると、#4370がより強い染色を示します。Company 1の抗体を高濃度 (低希釈率) で使用しても、#4370よりも弱い染色を示しました。
  • Company 1の抗体がU0126で処理したNIH/3T3細胞に非特異的な染色を示したことから、卵巣がん組織の染色の特異性には疑問が残ります。

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