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リン脂質結合: C1 ドメイン(領域)

Phospholipid Binding: C1 Domain

The C-terminal C1 domain of PKCδ bound to phorbol ester (red).

ドメインの結合および機能

システインの多いC1 ドメインは、約50アミノ酸残基の長さからなり、タンパク質の膜への動員に関与する。典型的には、C1 ドメインはホルボールエステルまたはジアシルグリセロール(DAG)に結合するが、これは膜の局在化に必要である。ホルボールエステルに結合すると、C1 ドメインの上部の表面は、このドメインに1つの連続した疎水性の表面を形成する。このことが、この部位を脂質二重膜の中に埋め込まれるのを可能にし、膜の挿入を安定化させる。このドメインの中央部分には多くの塩基性アミノ酸残基があって膜脂質の頭部と相互作用するが、一方、C1 ドメインの下流の半分の部分には、ドメインの適切な折りたたみ(フォールディング)を保つ上で重要な2つの亜鉛結合部位がある。C1 ドメインを有するタンパク質の2つの主要なクラス(組)には、プロテインキナーゼC(PKC)のアイソザイムとキメリン(chimaerin)がある。キメリン、言い換えれば「非酵素的」ホルボールエステル受容体は、そのC1 ドメインを介して脂質によって調節されるRac-GAP である。

参考文献

  1. Zhang, G. et al. (1995) Cell 81(6), 917–924.

例: ドメインタンパク質

Phospholipid Binding: C1 Domain

例: ドメインタンパク質と結合パートナー

C1 Domain Proteins Binding Partners
PKC Isoforms (classical and novel) Diacylglycerol or phorbol esters
Diacylglycerol Kinase Diacylglycerol or phorbol esters
c-Raf Ser/Thr Kinase Diacylglycerol or phorbol esters
n-Chimaerin Rac-GTPase Activating Protein Diacylglycerol or phorbol esters

翻訳監修: 大阪薬科大学 生体防御学研究室 天野富美夫先生