リン酸化セリン/トレオニン結合: 14-3-3 ドメイン(領域)
Human 14-3-3 ζ dimer bound to TrkA phospho-peptide (red).
ドメインの結合および機能
14-3-3 遺伝子は、偏在するファミリータンパク質からなる高度に保存された分子量約30 kDa の酸性タンパク質をコードするが、このタンパク質はカビ、植物から動物にいたる多様な真核生物に見出される。哺乳類は7種類の近縁のファミリーメンバー(β、γ、ε、η、σ、τおよびζ)を持ち、それらはアポトーシス、ストレス応答、および細胞周期を含む広範な細胞応答に関係することが示唆されている。これらのもっとも重要な機能は、リン酸化セリン/リン酸化トレオニンモチーフに配列特異的に結合することである。14-3-3 タンパク質は三次構造を持つが、それは、それぞれ9つのα-ヘリックスからなる単量体が、「U字型」に似た構造を持つ生物学的な機能を持つ二量体を形成している。14-3-3 タンパク質は、がんやクロイツフェルト-ヤコブ(Cruezfeldt-Jacob)病、アルツハイマー(Alzheimers)病、およびミラー-ディーカー(Miller-Dieker)症候群などの多くの疾患と関連があるといわれている。
参考文献
- Rittinger, K. et al. (1999) Mol. Cell 4, 153.
例: ドメインタンパク質
例: 結合パートナーと機能
| 14-3-3 Binding Partners | Functions |
| cdc25 tyrosine phosphatases | Cell cycle regulation |
| Bad Bcl-xL binding partner | Regulation of apoptosis |
| c-Raf Ser/Thr Kinase | Regulation of kinase activity; Signal transduction |
| PKC Ser/Thr Kinase | Signal transduction |
| MEKK1,2,3 Ser/Thr Kinase | Signal transduction |
コンセンサス結合部位
R-X-[Ar/S]-[+]-pS-[LEAM]-P or R-[S/Ar]-[+]-pS-[LEAM]-P
Where Ar=aromatic residue, [+]=basic residue and pS=phosphoserine
翻訳監修: 大阪薬科大学 生体防御学研究室 天野富美夫先生