カルシウム結合: EF-Hand ドメイン(領域)
EF-Hand domains in calmodulin from Drosophila melanogaster; calcium atoms in red.
ドメインの結合および機能
EF-hand モチーフは、約40アミノ酸残基を含み細胞内カルシウムの結合に関与する。EF-hand ドメインはしばしば1つまたは複数の組をなして存在し、それがEF-hand モチーフを含むタンパク質にさまざまな構造上・機能上の多様性をもたらしている。EF-hand を含むタンパク質は機能的に2つの区分、すなわち調節的と構造的、に分類することができる。カルシウムが調節的なEF-hand ドメインを含むタンパク質に結合すると立体構造の変化をもたらし、それがしばしば酵素反応を伴いながら標的タンパク質に伝達される。これと対照的に、カルシウムが構造的なEF-hand ドメインを含むタンパク質に結合しても特に立体構造の変化は起こさない。構造的なEF-hand ドメインは、細胞内カルシウム量を緩衝する役割を持つのではないかと思われる。
参考文献
- Taylor, D.A. et al. (1991) J. Biol. Chem. 266(32), 21375–80.
例: ドメインタンパク質
例: ドメインタンパク質と結合パートナー
| EF-Hand Domain Proteins | Binding Partners | Functions |
| Calmodulin | Ca2+ | Regulatory proteins |
| S-100 | Ca2+ | Regulatory proteins |
| Recoverin | Ca2+ | Regulatory proteins |
| Calbindin | Ca2+ | Structural proteins |
| Parvalbumin | Ca2+ | Structural proteins |
翻訳監修: 大阪薬科大学 生体防御学研究室 天野富美夫先生