リン酸化チロシン(Phospho/Tyr)結合: PTB ドメイン(領域)
The Shc PTB domain bound to TrkA phospho-peptide (red).
ドメインの結合および機能
PTB(Phosphotyrosine binding; リン酸化チロシン結合)ドメインは、100-150アミノ酸残基からなるモジュールで、共通してAsn-Pro-X-Tyr モチーフに結合する。ドッキングタンパク質のShc とIRS-1 のPTB ドメインは、結合のために、リガンドのチロシン残基(NPXpY)のリン酸化を要求する。より高い親和性を持つ結合と特異性を与えるためには、これに加えてN末端の配列がさらに必要になる。このペプチドは逆向き平行のβ-シートに対してβ-ストランドとして結合するが、一方、NPXpY モチーフは塩基性のアミノ酸残基によって認識されるためにリン酸化チロシン(pY)の部位でターンする。X11、Dab、Fe65 およびNumb などのタンパク質のPTB ドメインは、見たところNPXY またはそれに類するペプチドモチーフを認識するが、リガンドのリン酸化に依存しない。その上、Numb のPTB ドメインは、ヘリックス状のターンを形成する無関係のペプチドに結合することができる。
参考文献
- Zhou, M.M. et al. (1995) Nature 378(6557), 584–592.
例: ドメインタンパク質
例: ドメインタンパク質と結合パートナー
| PTB Domain Proteins | Binding Partners & Peptide Ligands |
| Shc docking protein | TrkA Nerve Growth Factor Receptor: Ile-Ile-Glu-Asn-Pro-Gln-pTyr |
| PIRS-1 docking protein | Insulin receptor: Leu-Tyr-Ala-Ser-Ser-Asn-Pro-Glu-pTyr |
| X11 neuronal protein | Β-amyloid precursor protein: Tyr-Glu-Asn-Pro-Thr-Tyr |
翻訳監修: 大阪薬科大学 生体防御学研究室 天野富美夫先生