小胞の動き: SNARE ドメイン(領域)

Vesicle Trafficking: SNARE Domain

The rat synaptic fusion complex comprising Syntaxin-1A (red), Synaptobrevin-II (blue) and SNAP-25B (green).

ドメインの結合および機能

小胞が特異的な標的の膜と融合する機構は、高度に保存されたSNARE(Soluble NSF Attachment protein [SNAP] Receptors; 可溶性のNSF接着タンパク質 [SNAP] 受容体)と呼ばれる一組のタンパク質の関与によると思われる。SNARE タンパク質は、大部分、あるいはすべてと言っても良いほどの細胞の膜系の融合反応を媒介していると考えられる。ほとんどのSNARE は、他のSNARE タンパク質とコイルドコイル相互作用に入っていくことができるような、C末端が膜につなぎ止められた内在性膜タンパク質である。SNARE ドメインは、すべてのSNARE タンパク質に共通の約60アミノ酸残基からなる相同的なドメインである。このSNARE ドメインは、SNARE タンパク質複合体の集合において、タンパク質-タンパク質間相互作用のモジュールとして働く。大部分が構造化していないような単量体としてのSNARE モチーフ(部分)は、タンパク分解酵素抵抗性の中核の複合体として集合する。異なるSNARE ファミリーメンバーが細胞中のそれぞれ個別の膜に分布していることから、それらは小胞輸送の過程で標的を形成するのに役立っているものと思われる。しかしながら、SNARE の中核の複合体形成は、どちらかと言えば特異性の少ない、取り留めのない感がある。

参考文献

  1. Sutton, R.B. et al. (1998) Nature 395(6700), 347–353.

例: ドメインタンパク質

Vesicle Trafficking: SNARE Domain

例: ドメインタンパク質と結合パートナー

SNARE complexes SNARE domain proteins in complexes
Rat Synaptic Fusion SNARE Complex Syntaxin-1A (Sx), Synaptobrevin-II (Sb), SNAP-25B
Yeast Exocytic post-Golgi SNARE Complex Snc2, Sso1, Sec9
Rat Endosomal SNARE Complex Syntaxin-7, Vti 1b, Syntaxin 8

翻訳監修: 大阪薬科大学 生体防御学研究室 天野富美夫先生

Reference